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ホームステージングとは?効果や費用、注意点、事例、資格などを一挙紹介!

ホームステージングとは、家を売るときに利用できるサービスの一つで、より家を魅力的に見せるために有効に活用することができます。しかし、わざわざホームステージングを行わなくても、家を売却することはできると考えている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ホームステージングについてと利用することによって得られる効果、かかる費用などについて詳しく解説をしていきます。この記事を参考にして、ホームステージングの利用を検討してみてください。

目次

ホームステージングとは

ホームステージングとは、家を売るときに行うサービスのことです。そのサービス内容とは、モデルハウスのように家を演出するというものになっています。
モデルハウスには、おしゃれな家具や証明などの装飾が施されていますが、普通の中古住宅もホームステージングを利用することでモデルハウスのようにすることができます。
 

ホームステージングが流行している背景

ホームステージングの人気の背景には、中古住宅市場の活性化があります。近年、新築物件の販売数を上回る中古物件の成約数が見られ、その競争が激化しています。この状況下で、中古物件を迅速かつ高値で販売するためのツールとしてホームステージングが注目を集めており、不動産会社にも導入が進んでいます。引き合いを集めるために、それなりのコストがかかるホームステージングの導入が進んでいる現状があるのです。

ホームステージングの効果は?

ホームステージングはもちろん有料のサービスです。売ってしまう家なのに、そのようなサービスを利用してまでモデルハウスのようにする意味があるのか疑問に感じている人もいるでしょう。ここではホームステージングの効果について詳しく解説をしていきます。

効果1:印象が良くなる

モデルハウスを見たときに悪い印象を抱いた人はあまりいないでしょう。その理由は、室内が綺麗に装飾されているからです。モデルハウスに展示してある家具が、そのまま家財道具として使えるわけではありません。そんなことはわかっていながらも、室内が綺麗かつおしゃれになっていると、人間はその家に対して良い印象を抱きやすくなるのです。
第一印象が良くなれば、当然購入してもらえる可能性も高くなります。ホームステージングを行うことで、早期に売買契約を結ぶことができる可能性が高まるでしょう。
 

効果2:内見に来てもらいやすくなる

家の売り出しを始めると、インターネットや新聞の広告に、その家の内装が掲載されます。その写真を見て、買主は内見に訪れる家を決めるので、その写真が与える印象というのは非常に大切になります。同じような条件で、見た目が綺麗な家と汚い家があれば、当然綺麗な家のほうが内見に訪れたいと思う人は多いです。

家を購入してもらうためには、まず内見に来てもらうことから始めなくてはいけません。家を売却する第一歩として、ホームステージングは非常に効果があるサービスとなっています。

ホームステージングにかかる費用

ホームステージングにかかる費用ですが、どれくらいの装飾を室内に施すかによって異なります。一般的には数万円~数十万円が相場となっていますが、ここで注意するべきなのは自分の物件の売却価格です。
仮に自分の物件の売却価格が数十万円しかないのに、数十万円のホームステージングのサービスを利用するのは意味がありません。売却価格に見合った費用をかけるようにしましょう。
 

お金をかけてまでやる価値はある?

アメリカではホームステージングが一般的です。コールドウェル銀行の調査データによると、ホームステージングを施した物件は、行わない物件と比べて6%以上高く売れるとされています。数十万円の投資で数千万円の物件を6%高く売れるなら、お金かける価値があるといえるでしょう。

ホームステージングの家具の準備は?

ホームステージングを行うためには家具が必要です。その家具の準備方法によって、ホームステージングを利用するために必要な費用が異なる場合があるので、どのような方法があるのかについて理解しておきましょう。


購入・買取方式

アメリカのホームステージングで主流となっているのが、購入・買取方式です。この方法は、中古の家具を家と一緒に販売してしまう方法で、家具自体は居住者が持っていたものを利用するか、個別に購入を行って準備するかします。
家具付きで家を売ることになるため、家の売却価格はもちろん上がります。中古の家具もまとめて売ることができれば、まさに一石二鳥といえるでしょう。しかし、現代ではこのタイプの中古住宅があまり売れなくなってきたので、購入・買取方式はあまり主流ではなくなってきました。
 

レンタル方式

日本のホームステージングで一番人気なのは、ホームステージング用に家具をレンタルするレンタル方式です。家のスタイルに合う家具をレンタルすることができるので、モデルハウスに一番近い内装になりますし、家具にかかる費用もさほど高くありません。 このレンタル家具に関しては、買取OKな場合もあるので確認しておきましょう。
 

居住者の家具を使用

居住者が住んでいる物件のホームステージングを行う場合は、居住者が所有している家具をそのまま使うケースが多いです。居住者が所有している家具を使用するため、家具のレンタル代や購入費用などは必要ありません。
しかし、家の雰囲気に家具がそぐわなかったり、あまりにも家具の数が多いため煩雑になってしまったりする可能性があります。その場合は、一部の家具をホームステージング業者に預けて、必要な家具をレンタルで揃えるといった対応を行わなくてはいけません。

ホームステージングをおこなう際の注意点

ホームステージングをおこなう方法として、専門の業者に依頼する他にDIYも人気を集めています。物件の家具や内装を手軽にコーディネートできるうえ、業者と比較した場合、費用を安価に抑えられることが最大の魅力です。しかし、DIYでホームステージングをおこなう際には、気をつけるべき注意点もあります。


注意点1:カラーコーディネート

購入者の購買意欲をくすぐるような物件の雰囲気を演出するためにも、物件のカラーコーディネートは、非常に重要な要素となってきます。統一感とバランスを調整し、最初に壁・天井・床の色を決め、次に大型家具、最後に小物類といった、面性の広いものから順番に色を決めていきましょう。建物の色や造形など、物件の外観も意識すれば、さらに魅力的なカラーコーディネートができるようになります。


注意点2:家具の選び方

家具の選び方にも注意が必要となります。家具やインテリア、小物類などは、それぞれのカラーをはじめ、デザインやサイズが物件の第一印象を大きく左右する存在だからです。購入者が生活をイメージできるように、家具やインテリアが主張しすぎない配置のバランスも重要なポイントになってきます。


注意点3:照明の役割

ホームステージングでは、照明の役割が重要なカギを握っています。照明の大きさ、明るさ、濃淡といった調光性能が物件の見栄えを魅力的に演出してくれるからです。それぞれの空間や部屋など、広さや用途に合わせた照明を準備するとよいでしょう。もちろん、デザインにもこだわりを見せるようにしてください。


注意点4:撮影のコツ

物件の色や家具、照明にこだわっても、肝心の撮影が疎かになっては、閲覧者に物件の魅力を十分に伝えることができません。撮影のコツとしては、事前に室内の清掃や整理をおこない、できるだけ日中に太陽光を取り込みながら映すことです。基本的に水平や垂直を意識し、画像がブレたり、偏ったりしないように意識しましょう。場所によっては、高さ、低さなどの目線を変えるなど、いろいろな構図やアングルで撮影してみてください。

ホームステージングの演出事例

ホームステージングは、古くて暗い築古物件の印象をがらりと変えます。以下のような事例がその代表的なものです。
 

事例①暗いリビングを明るくおしゃれに

築古物件に多いダークブラウンを基調とした暗いLDKを、ナチュラルな木目カラーのフロアタイルと天井クロスで落ち着いた印象に変更しました。ペニンシュラ型キッチンでダイニングとリビングの一体感を強調し、家具は既存のダークブラウンをそのまま活かし、ダイニングテーブルとベージュチェア、グレーのソファを配置しておしゃれな空間に仕上げました。
 

事例②和室を開放感のあるLDKに

築古物件によく見られる、真壁仕様の和室をLDKに変更した例です。和室の柱や長押はホワイト塗装でアクセントに、障子は取り外し、押し入れはクローゼットに変更しました。床にフロアタイル、天井や壁にはクロスを貼ります。天袋は解体し、グレージュの壁クロス、ホワイトウォッシュのフロアタイルで統一感を演出。ナチュラルな木目のダイニングテーブル、ホワイトのチェア、ライトベージュのソファでリビングスペースとしました。

ホームステージングの資格

ホームステージングには資格があります。その資格について、ここでは説明をしていきます。

ホームステージャー

ホームステージャーとは、ホームステージングの代表的な資格です。2級と1級に分かれており、級によって求められる知識が異なります。
ホームステージャー2級は、ホームステージングを行うために必要な基礎的な知識を有していることを証明するための資格です。資格取得には講座を受講することが必要なのですが、そこではインテリアの基礎知識や片付けや掃除の基本、遺品整理などについて学びます。座学ばかりではなく、グループワークも行いながら理解を深めていきます。このホームステージャー2級に関しては、受講資格や受験資格が特にないため、興味がある人であれば誰でも取得することができます。

ホームステージャー1級は、より実務的な知識を有していることを証明する資格です。ホームステージャー2級で得た知識の応用や実践での反映ができるような知識を学び、家具の搬出や搬入、ホームステージングを行った後に行う写真撮影のテクニックなどを学びます。 どうお客様にプレゼンをするかも学ぶため、この資格を取得することで、住宅販売において必要なおおよその知識が身につくようになっています。
ホームステージャー1級の最大の特徴は、実務研修を行わなくてはいけない点です。そのため、取得のハードルはホームステージャー2級よりもはるかに高くなっています。

受講するための資格は、ホームステージャー2級を取得していることとなっているので、基本的には2級から順番に取得していかなくてはいけません。今からホームステージャー1級を取得するとなると、かなりの期間が必要になることを理解しておきましょう。それゆえ、ホームステージャー1級の資格は非常に信頼性が高く、この資格を有している人に任せておけば問題ないということになります。

ホームステージャー資格を確認する【日本ホームステージング協会 ホームページ】

ホームステージングで家を魅力的にしよう

家を売却する際に、家の魅力というのは非常に大切になってきます。その家の魅力をあげるために必要なのがホームステージングです。ホームステージングを行って、家を魅力的に演出し、より高値かつ早期に売買契約を結ぶことができるようにアプローチしていきましょう。

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監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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