家を売るならまずチェック!売却で損しないための5つの注意点

家を売却する前に知っておきたいこと

家を売却する前にまず知っておきたいのが、不動産マーケットは売主と買主がいて相場が成り立っているということです。よって売却の際には相場を理解し、あまり自分の家を贔屓目に考えすぎずに適正価格で売却を進めることが大切です。

また、売主には一般的に「契約不適合責任」があります。これは売却される家にシロアリ被害や雨漏りなどの隠れた瑕疵や欠陥などが見つかった際、売主が買主に対して修復する義務や責任を負うことを指しています。

売却後に無用なトラブルに巻き込まれないためにもこのような瑕疵がある場合は仲介する不動産会社に予め相談しておきましょう。
 

売却で損しないための5つの注意点

損せずにより良い条件で売却を進めるために、注意していただきたいポイントを5つ挙げます。しっかりと意識して売却にのぞむようにしましょう。

1.家の相場を知っておく
まず、今の家がいくらで売却できるのか、おおよその相場を確認しておきましょう。相場については大手の不動産ポータルサイトなどで確認することが可能です。駅までの距離、広さ、築年数、間取り、階数などの条件で検索し、似た条件の家の売却価格を把握しておきましょう。

2.複数の不動産会社に家を査定してもらう
家を売却する際には必ず家の査定を複数の不動産会社に依頼し、結果について比較するようにします。高い査定額が出ても、その金額で売れる保証はないので注意しましょう。また、査定額と合わせてサービス内容や担当者との相性なども比較検討してください。

3.希望を明確に伝える
希望する売却期間や希望価格、さらに売却活動の方針（広告宣伝の有無）など、自分の希望はしっかりと不動産会社に伝えておきます。その際、担当者が親身になって希望や相談に乗ってくれるかを見極め、信頼できる不動産会社かを見ましょう。

4.不動産会社の仲介業務を確認
仲介を依頼する不動産会社の業務内容について予め確認しておくことが重要です。折込み広告や不動産ポータルサイトでの宣伝、現地見学会など、予定される売却活動や定期的な営業報告の有無などを具体的に説明してもらいましょう。また、不動産会社の中には建物検査や買い取りサービスなどのオプションの有無もチェックしておきましょう。

5.仲介手数料など売却時の諸費用を確認する
売却に際して諸費用について概算でもいいので確認しておきます。諸費用で最も多くを占める仲介手数料ですが、法律で上限が決められています。例えば、物件価格が400万円を超える場合は、3％+6万円（税抜）が上限になります。また支払いの時期も不動産会社によって異なりますので、確認しておきましょう。 
 

不動産会社の選び方

家の売却で損せずに売却するには、仲介する不動産会社の選び方もとても大切です。 査定依頼時には担当者の対応ぶりや査定価格への説明が十分納得できるかを見極め、信頼できる会社を選んでください。

不動産会社はマンションの売却に強い会社など得手不得手がありますので、自分が売却する家の種類や条件において実績やノウハウが豊富な不動産会社を選択しましょう。

また、顧客に対してメリットやデメリットをしっかりと説明してくれる誠実で信頼性のある会社を選ぶことも大切です。 
 

 
家を売却する際にあらかじめ知っておきたい点や注意すべき点をご紹介しました。実際に売却する際には周辺の相場などを詳しく知り、複数の不動産会社に見積もりを取った上で、信頼と実績のある不動産会社に仲介してもらうことが売却成功の鍵です。

この記事で挙げた注意点などを参考にして、少しでも有利に売却を進めていただければ幸いです。

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監修者

大沼　春香（おおぬま　はるか）

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。