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家を買うベストタイミングは結婚・出産? 購入を決めるポイントは将来設計!

「マイホームを買おう!」と思って、いろいろと雑誌を見て勉強をしたり、住宅展示場を見学したりしているものの、なかなか一歩が踏み出せない……という方は意外と多いのではないでしょうか。
住宅購入は人生のなかでも特に大きな買い物のひとつですから、自分たちにとってベストなタイミングで一歩踏み出したいものです。

そこで今回は、住宅購入のタイミングや注意点などについて詳しく解説していきます。

目次

【家を買うタイミング①】結婚・出産

以前は、結婚してしばらくアパートで暮らし、経済的に余裕が出てきたら家を建てるのが主流でした。しかしここ数年は、その流れが少し変わってきています。 今注目されているのは、結婚を機に家を購入する「ハネムーンハウジング」です。

「いつまでも自分の資産にならない賃貸アパートや賃貸マンションに家賃を払い続けるよりも、家賃並みの返済額で住宅ローンを組んだ方がいい」という合理的な考えが背景にあるようです。
結婚のタイミングで家を購入することには、それ以外にもたくさんのメリットがあります。
 

結婚・出産のタイミングで家を建てるメリットは?

結婚・出産のタイミングで家を建てるメリットは以下のようなものです。

・繰り上げ返済がしやすい
・低金利でローンが組める
・定年までにローンを完済できる貝 ・敷金礼金が不要

子どもが生まれる前なら、共働きをしながら繰り上げ返済を使って住宅ローンを減らすことができます。また、金利の安いうちにローンを組むことで、返済額を減らせます。

早くローンを借りれば、それだけ早く完済できます。定年退職後は収入が減る方がほとんどですから、できる限りローンを残さないようにするのが理想的です。
さらに賃貸物件を借りるとなると、敷金や礼金などの諸経費で100万円近くが必要になります。賃貸に住まずに住宅を購入すれば、それを頭金にまわすことが可能です。
 

結婚・出産のタイミングで家を建てるデメリットはある?

一方、結婚・出産のタイミングで家を建てると以下のデメリットが考えられます。

・家計が変動する可能性がある
・家族が増えたときに対応しにくい
・引っ越しが難しい

結婚・出産後に仕事や収入が変化し、住宅ローンの返済に影響が出るかもしれません。また慌ただしさから、家を建ててもすぐに引っ越せない可能性もあります。赤ちゃんがいる出産直後ならなおさらでしょう。また、予定外に家族が増えると対応しにくい点もデメリットです。

【家を買うタイミング②】子供の入園・入学

結婚・出産以外にも家を購入するタイミングが多数あります。それが子どもが入園・入学するときです。
ここでは、子どもの入園・入学というライフイベントのタイミングで家を買うメリット・デメリットをご紹介します。
 

子供の入園・入学のタイミングで家を買うメリットは?

子どもが幼稚園・保育園に入園するタイミングで家を買えば、途中で転園の心配がなくなります。これは、小学校や中学校に入学する際にもいえることです。

また、子どもの入園・入学によって職場復帰すれば、住宅ローン返済の負担が軽減されるでしょう。さらに小学校や中学校に入学するタイミングであれば、ある程度家族構成の見通しが立っているため、家族のライフスタイルに適応した家を購入できる点も魅力です。

タイミング的に世帯収入が上がっている可能性も高いことから、家の購入資金を準備しやすくなる点もメリットに挙げられます。
 

子供の入園・入学のタイミングで家を買うデメリットはある?

子どもが幼稚園・保育園の入園時に家を買った際、必ずしも近所の園に通えるとは限らないため、幼稚園・保育園探しに苦労するデメリットがあります。特に保育園であれば、ハードルが高くなりがちです。買ったばかりの家を子どもに汚される可能性も否めません。

また小学校や中学校に入学するタイミングの場合、入学と引っ越しの準備が並行することから、想像以上に忙しくなってしまいます。さらに子どもが多感な時期だからこそ、家を購入するエリアの選定や、定年までの期間を踏まえた住宅ローンの返済プランを検討しなければなりません。

【家を買うタイミング③】子供の独立

子どもの就職や結婚で独り立ちが決まり、それにあわせて夫婦ふたりで暮らす家の購入を検討することもあるでしょう。
ここでは、子どもが独立するタイミングで家を買うメリット・デメリットをご紹介します。
 

子供の独立のタイミングで家を買うメリットは?

子どもが独立するタイミングで家を買うとなれば、夫婦ふたりのライフスタイルに最適な住居を選ぶことができます。
子どもが独り立ちするため、必要以上に敷地面積や部屋数を気にすることもありません。家がコンパクトになる分、購入費用を安く抑えられる点も大きな魅力です。

また固定資産税や都市計画税などの税金が安くなるメリットもあります。さらに定年後に家を購入した場合、職場や学校などの通勤・通学距離に左右されることがなくなり、自分の理想とする地域に住むことも可能となるでしょう。
 

子供の独立のタイミングで家を買うデメリットはある?

子どもが独立のタイミングで家を購入する場合、デメリットとなる要素が資金です。
長期的な返済計画を組める若年層世代と異なり、子どもが独立した熟年層世代の場合、住宅ローンを申し込む際に「早期返済プランしか利用できない」など、返済期間に制約が生じる可能性が大きくなってしまいます。

このタイミングで家の購入を検討するのであれば、定年前の現役時にまとまった購入資金を準備しておかねばなりません。
また、年齢的にも物件探しや引っ越しの手間が思いのほか負担となります。さらに、建物の管理や維持もデメリットに挙げられます。

ライフイベントのタイミングで家を買う際の落とし穴

自分の結婚や出産、子どもの入園や入学といったライフイベントは、家の購入を検討するにふさわしい重要なタイミングでしょう。
しかし家を買う際は、事前に「住宅ローンの仕組み」「貯蓄の有無」「返済方法」「物件の状態」「周辺環境」「契約書類」など、数多くのポイントを考慮する必要があります。

ライフイベントにあわせることばかりを考えるあまり、無計画に家を購入すれば「住宅ローンが払えない」「周辺環境に苦労する」「契約不備の発覚」「維持管理に悩む」などの落とし穴があるため、十分な注意が必要です。

家の購入を決めるポイントは「将来設計」

これから住宅を購入する方の多くは、「月々の住宅ローン返済はいくらまでならOKか」ということを、現在の収入を基準にして判断してしまいます。

ですが、実際には子どもの誕生、進学、受験、結婚など、ライフプランによって今後必要になるお金は変わってきますから、今の支払い能力だけで判断してしまうのは大変危険です。
子どもは何人ほしいのか、いつまで共働きでいられるのか、といった大まかなライフプランや、それに伴い将来、どのような支出が出てくるのかを、あらかじめしっかりと想定しておきましょう。

家を購入する際のポイントは、何といっても明確な将来設計です。事前に自己資金の貯蓄や住宅ローンの借入額を決め、購入後の維持管理費を想定するなど、具体的な予算をしっかりと立てておくことが重要です。

ライフイベント【以外】で家を買った「タイミング・きっかけ」は?

家を買うタイミングとしては、結婚や出産などのライフイベントが多く挙げられます。しかし、それ以外の理由で家を購入する人も少なくありません。
ここでは、ライフイベント以外で家を買ったきっかけを見ていきましょう。
 

【タイミング①】家賃と住宅ローンを比べてみたとき

ライフイベント以外で家を購入した理由として、月々支払う家賃と住宅ローンの金額を比べてみたことがきっかけになることも多くあります。
賃貸物件に住む場合、毎月の家賃・管理費・駐車場代などや定期的な契約更新料が必要です。実際に物件の条件次第では、賃貸の方が高額になることも珍しくありません。

このような月々の賃貸物件にかかる費用負担と住宅ローンの返済額を比較し「自分の資産になる家を買った方が良い」との考えに至るようです。
 

【タイミング②】目標の資金が溜まったとき

マイホームを購入するための資金に目途がついたという理由も、ライフイベント以外で家を買うきっかけのひとつとなっています。
たとえば「頭金の500万円が溜まった」「計画の貯蓄額に達した」など、目標としていた資金が準備できたタイミングで家の購入を検討するケースです。

一般的に家を購入する際、必要とされる資金の目安は物件価格の10%~30%といわれています。 住宅ローンの組み方によって、目標の資金にも幅があるようです。
 

【タイミング③】親族や友達からマイホームを勧められたとき

親族や友達にマイホームの購入を勧められ、家を買おうと決めることもあります。実際に家を買っている親兄弟や友人・知人から「将来設計について」「資産的な観点」といった経験談を聞き、マイホーム購入に対する興味が膨らむようです。

また身近な人物から家を購入したと聞かされ「そろそろ私も家を買うべきなのかな」と思う人も少なくありません。特に新築物件を購入した友人宅へ遊びに行った際、購買意欲が高まる傾向にあります。
 

【タイミング④】昇給・昇格をしたとき

「昇給や昇格を機会にマイホームを購入した」というケースも、ライフイベント以外で家を買ったタイミングとして挙げられます。一般的な企業の場合、勤続年数に応じて給料が上がることが多いため、資金準備や住宅ローンの返済計画にも余裕が生まれ、家の購入を検討するというものです。

また昇給によって役職が付いたり、地位を得たりすることができれば、住宅ローンの審査に通りやすくなるという点も、家を買うきっかけになっています。
 

【タイミング⑤】今の住まいに不満を感じたとき

住んでいる建物の間取りや設備の問題、周辺環境の悪さなど、現在の賃貸物件に不満を感じたことがきっかけで家の購入を決断する人も多くいます。
このような場合、引っ越しも選択肢のひとつですが、費用の準備や手間などを考えると「これを機会に家を買おうかな」と考えることも納得の理由といえるでしょう。

建物や立地などの条件において、自分が理想とする家に住めることはマイホーム購入の大きなタイミングです。
 

【タイミング⑥】自分の年齢を考えたとき

ライフイベント以外でも、自分の年齢と住宅ローンの返済期間を照らし合わせ、家を購入する人が数多くいます。戸建て住宅や分譲マンションなどのマイホームを買う最も多い世代が30代です。

一般的な住宅ローンは30年~35年で組むとされており、返済期間の最長は35年となっています。そのため自分が定年退職するまでの期間を逆算し、無理なく住宅ローンが返済できる年齢のうちに家を購入しようという考えがきっかけになるようです。

平均で見る家を買うタイミング

家を買うきっかけは、結婚や出産などのライフイベントが大半を占めています。
では家を購入したときの一般的な年齢や所得などは、一体どれくらいでしょうか?ここでは、平均で見る家を買うタイミングを解説します。
 

【タイミング①】家を買った時点での平均年齢

家を購入する平均年齢は、物件の種類によっても若干異なるようです。
国土交通省の調査によれば、一般的に、家を購入する人の中で最も多いといわれている年齢が30代前半~40代前半となっています。
注文住宅を購入した平均年齢は44歳です。分譲戸建住宅や分譲マンションの場合、購入時の年齢は40代前後が平均とされています。
 

【タイミング②】家を買った時点での平均所得

国土通産省が発表したデータでは、家を買ったタイミングの中で最も多い世帯所得(年収)は721万円となっています。平均年齢と同じように、家を購入した際の平均所得も物件の種類ごとに異なります。注文住宅(全国)は738万円ですが、新築戸建は721万円、新築マンションは879万円、中古戸建は759万円、中古マンションは687万円です。

家を購入した時点の平均居住人数を見てみましょう。住宅市場動向調査報告書によれば、注文住宅を買ったタイミングが平均3,3人となっています。最も多い居住数は3人であり、順に4人、2人、5人です。
分譲戸建や中古戸建の場合でも、居住人数の平均は3人ほどであり、子どもの誕生がきっかけになっていると推測されます。
 

【タイミング③】家を買った時点での平均居住人数

家を購入した時点の平均居住人数を見てみましょう。住宅市場動向調査報告書によれば、注文住宅を買ったタイミングが平均3,3人となっています。最も多い居住数は3人であり、順に4人、2人、5人です。
分譲戸建や中古戸建の場合でも、居住人数の平均は3人ほどであり、子どもの誕生がきっかけになっていると推測されます。

家を買うタイミングでよくある悩み

家の購入を検討する際、社会情勢をはじめ、年齢や住宅ローンなど、さまざまな影響や返済計画に戸惑ってしまうことも少なくありません。
ここからは、家を買うタイミングでよくある問題や疑問、悩みをご紹介します。
 

【お悩み①】新型コロナによる影響はあるの?

コロナ禍の影響は、少なからず今後も続くとみられています。実際、不動産業界の動向調査では3人に1人が収入や生活などの問題から「家の購入を諦めた」「先延ばしした」「様子見する」との意見が挙がっているようです。
 

【お悩み②】家を買うタイミングは早めのほうがいい?

家の購入は、できるだけ早い方が良いとされています。これは、住宅ローンの融資条件をクリアするため「最長35年のローンを組める年齢であること」「健康である若いうちにローンを組んでおくこと」が大きな理由です。

家を買うポイントは「タイミング」と「将来設計」

一般的に家を買うベストタイミングは、自分の結婚や出産、子どもの入園・入学、独立など、ライフイベントがきっかけといわれています。家を購入する年齢は30代、所得は700万円ほど、居住人数は3人が平均です。

ライフイベントをきっかけに家を購入する場合、それぞれメリットやデメリットがあるため、購入費用や返済計画、通勤・通学、家族構成などを踏まえ、しっかりとした将来設計を立てておくことが大切なポイントです。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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