そこでこの記事では、市川市の中古マンションの売却相場や、いつ売り時なのかなどを解説。マンションの売却にかかる費用と税金、マンション売却に関する注意点、高く売るコツも説明していきましょう。さらに、実際にポラスグループで売買契約が行われた、市川のマンション成約状況についてもご紹介します。
目次
市川市のマンション売却相場
千葉県内で4番目の人口数が多い市川市。都心から20キロメートル圏内でアクセスしやすく、住宅都市でもあるため暮らしやすいと評判のよい土地です。そんな市川市のマンション売却相場を見ていきましょう。
市川市のマンション売却価格の推移
市川市の中古マンション平均㎡単価は、43万円で、2014年以降上昇傾向にあります。市川市のエリア別に見てみると、八幡が1番人気で、㎡単価75万円。市川南、真間、市川、妙典が㎡単価65〜60万円となっています。県内の売却相場について
千葉県内の中古マンションの売却相場は、浦安市が1番目に高く、㎡単価53万円、市川市が2番目で43万円となっています。ついで船橋市、習志野市が30万円前後、松戸市、柏市、君津市が25〜27万円と続きます。マンションの売却相場を調べる方法
マンションの売却相場は、国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営しているサイト「レインズ(REINS)」と、国土交通省が運営している「不動産取引価格情報検索」の2つのサイトから調べることができます。どちらも実際の取引価格の情報が掲載されていますので、チェックしてみましょう。◆レインズ(REINS)
http://www.contract.reins.or.jp
◆不動産取引価格情報検索
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
市川市の売り出しマンションの特徴
市川市の売り出しマンションの特徴を見てみましょう。
築20年以上の築古物件が多い
2019年に市川市で売買された中古マンションの築年数は、築20〜40年のマンションが1番多くなっています。ついで、築40年以上、築10〜20年です。20年以上の物件が過半数を占めているため、市川市の中古マンションにおいては、築古物件の取引が多いことがわかります。60㎡以上の広いマンションが多い
専有面積については60㎡以上の物件が8割を占め、間取りは2LDKや3LDKの物件が中心です。このことから、面積が広く、部屋数も多いマンションが多い傾向にあります。典型的な郊外型
市川市の売り出しマンションは、東京の中古マンションと比較して相場が安く、60㎡以上の広いマンションが多いことから、典型的な郊外型であるのが特徴です。市川市のマンション売却に必要な費用・税金
マンションの売却には、いろいろな費用や税金が発生します。どのような費用や税金が必要なのか、解説していきましょう。
必ずかかる費用
必ずかかる費用は、「印紙代(印紙税)」と「仲介手数料」です。印紙代は、不動産売買の契約書作成にかかる税金のことです。契約書に貼り付けて納付します。税額は売却価格によって異なり、500万円超~1,000万円以下なら5,000円、1,000万円超~5,000万円以下は1万円、5,000万円超~1億円以下は3万円です。
仲介手数料は、売却を依頼する不動産会社に報酬として支払います。「仲介手数料=売却価格×3% + 6万円 + 消費税」の計算式で算出した額が上限となっています。ほとんどの場合、上限額を支払います。
状況により掛かる費用
状況によって掛かる費用には、次のようなものがあります。状況別に紹介しましょう。 購入金額と諸費用を合わせた金額より高くなり、売却益が出た場合・譲渡所得税
・住民税
広告用写真撮影や、売出し後の内見に備えてきれいにしておきたい場合
・クリーニング
・リフォーム費用
売り出し広告を追加する場合
・広告費用
住宅ローンがまだ完済していない場合
・抵当権抹消登記費用
・住宅ローンの一括返済する手数料
戻ってくる可能性のある費用
費用は出ていくばかりではありません。マンション売却では、・管理費
・修繕積立金
・固定資産税
・火災保険料
・ローン保証料
など、すでに支払い済みの費用が返ってくることもあります。これらは売却時に清算されます。
市川市のマンションを高く売るコツ
売却したい市川市のマンションを、できるだけ高く売るためにはコツがあります。次の2つのコツを抑えておきましょう。
余裕を持った売り出し期間を設定する
中古マンションの売り出し期間は、平均2〜3ヶ月程度かかるといわれています。早く売却したいからといって、短い期間を設定すると、納得のいかない価格で妥協しなければならなくなるケースが多いです。満足する価格で売却するには、少なくとも3ヶ月ほどの売り出し期間を設けておきましょう。売り出し価格を交渉する
マンションを含めた不動産の売り出し価格は、ほとんどのケースで価格交渉が行われます。そのため、相場より1割高い価格に設定しておくことが肝心です。このような価格に設定することで、相場程度の金額で制約できる可能性が高まります。売り出し価格を決める際に、しっかりと不動産会社と相談することをおすすめします。市川市のマンション売却における注意点
不動産の売却がはじめてという方も多いことでしょう。ここでは、失敗しないための注意点を説明していきます。
複数の業者に査定を依頼する
マンションを売却する際には、不動産会社に査定を依頼します。その際、1社だけでなく、複数の業者に査定を依頼するようにしてください。複数の業者に査定を依頼することで、適正相場を把握することができ、査定額の精度も上がります。また、信頼できる不動産会社を見極めることもできるでしょう。高額すぎる査定には要注意
高額査定を提示する不動産会社もなかにはいるかもしれません。そのときは、要注意。他社より高い査定額にすることで気を引きたいだけなのかもしれないからです。ほかの不動産会社よりも高額であったり、低額すぎる場合には、なぜその額なのかの根拠をきちんと説明してもらうことが大切です。
市川市のマンション成約状況
最後に、市川市のマンション成約状況についてご紹介します。2018年~2020年の3年間のデータとなります。
市川市で中古マンションを買った人の前の住宅は?
市川市の中古マンションを買った人の、以前の住宅は次のような内訳となります。・持ち家 0%
・貸家 20%
・その他 80%
持ち家がある人は0%に対して、借家は20%、その他は80%という結果でした。初めての不動産購入で市川の中古マンションを購入した人が多いことが伺えます。
市川市でのポラスの取引実績
ポラスが取引を行った市川のマンションの平均契約価格と平均延べ床面積は次の通りです。2018年 54.7㎡ 1850万円
2019年 58.1㎡ 2030万円
2020年 63.1㎡ 2788万円
正しい情報を得て、市川市のマンション売却へ
市川市のマンションの売却相場や売却成功のコツなどをご紹介しました。
市川市の中古マンションの特徴や、不動産マーケットの情報などを事前にリサーチして、納得のいくマンションの売却を行ってください。
監修者
大沼 春香(おおぬま はるか)
宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。
最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。