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中古マンション売却の流れとは?よくある失敗と対処方法を紹介

中古マンションを売却するときの、相場の調査、査定、媒介契約、売買契約といった基本の流れを確認。また売買契約と引き渡し時のそれぞれで必要となる書類は何か?仲介手数料や印紙税など、中古マンション売却にかかる費用についてご紹介します。
さらに中古マンションの売却でよくある失敗と対処方法、確定申告など売却後の対応についてもまとめてご紹介します。

目次

中古マンション売却の流れ

所有している中古マンションを売却しようと思ったとき、まずはどのような流れで売却するのか手順を確認しましょう。
 

流れ1:マンションの売却相場を調べておく

自分のマンションの周辺で、築年数、面積、間取りなどが同じような物件がいくらで売却できたか相場を調べることで、どのくらいの価格で売却できるか把握できます。相場を確認するためには、国土交通省が公開している物件価格が役に立ちます。また一般の不動産情報サイトでも、地域ごとの売却相場を公開しているものもありますから、それらをぜひ利用しましょう。

不動産取引価格情報検索(国土交通省)https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
 

流れ2:査定を依頼する

マンションの相場を調べたら、次は不動産会社に売却の査定を依頼しましょう。マンションの住所や面積、築年数などの情報を電話等で伝えて、簡易的に査定価格を提示してもらえるのが、「机上査定(簡易査定)」です。さらに、現地を訪れて周辺環境から室内の詳細まで確認する「訪問査定」に進むのが一般的です。机上査定は数日で結果が提示されますが、訪問査定は1週間ほどかかります。複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できる「一括査定」を利用して、査定額を比べてみてもいいでしょう。
 

流れ3:媒介契約を結ぶ

納得のいく査定額が得られたら、売却を依頼する不動産会社を決めて、売却活動を依頼し、「媒介契約」を結びます。
媒介契約には、複数の不動産会社に売却を依頼できる「一般媒介契約」のほか、1社にしか依頼できない「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」があります。一般媒介契約では、不動産会社同士が競って買い手を見つけようとするメリットが期待できます。
一方、専任媒介契約や専属専任媒介契約は、1社の不動産会社が力を入れて売却しようと活動してくれると考えられます。
 

流れ4:売買契約を交わす

マンションを売り出して内覧を希望する人がいたら、媒介契約を結んだ不動産会社が内覧に対応します。その後購入希望者が現れたら、価格交渉が行われることもあります。そして価格面で購入希望者と折り合いがついたら、売買契約を交わすこととなります。
売買契約を交わしたら、あとは決められた期日にマンションを引き渡して、売却の一連の流れは終了となります。

中古マンション売却に必要な書類

中古マンションの売却には、さまざまな書類を用意しなければなりません。ここでは売却契約を結ぶ際と、引き渡し時に必要となる書類をそれぞれ確認しましょう。
 

売却契約の際に必要な書類

不動産会社に売却を依頼する契約を結ぶときに、以下のように物件に関する数多くの書類が必要となります。

・登記簿謄本もしくは登記事項証明書
・登記済み権利書もしくは登記識別情報
・固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
・身分証明書
・印鑑証明書
・住民票
・実印
・マンション管理規約・使用細則など
・マンション維持費に関する書類
・耐震診断報告書、アスベスト仕様調査報告書(あれば)
・マンション購入時の契約書・重要事項説明書(あれば)


引き渡しの際に必要な書類

マンションの売買契約を結び、引き渡しする際は次の書類が必要となります。

・身分証明書
・印鑑証明書
・住民票
・実印
・銀行口座の通帳
・住宅ローンの残高証明書(ローンが残っている場合)

中古マンション売却にかかる費用

中古マンションを売却するときにかかる費用の多くは、マンションを売却してその代金を受け取る前に支払う必要があります。そのため、これらの費用がいくらかかるのか把握し、自分で準備しておかなければなりません。
 

仲介手数料

中古マンションの売却時に必要となる経費のうち最も高額となるのが、売却を依頼した不動産会社に支払う仲介手数料です。
仲介手数料は、買い手が見つかり売買契約を締結した時点と、物件を引き渡した時点と、2回にわけて半分ずつ支払うのが一般的です。 仲介手数料の上限額は宅地建物取引業法で決められており、「(物件価格×3%)+6万円+消費税」の数式で算出します。

中古マンションを3500万円で売却した場合は、「(3500万円×3%)+6万円+消費税10%=122万1000円」となります。
 

印紙税

中古マンションを売却して売買契約を結ぶとき、その契約書に収入印紙を貼って納税します。印紙税は売買価格により異なり、以下のように定められています。また2022年3月末までの契約については、軽減税額が適用されます。

【売買価格】                                 
500万円超~1000万円以下 印紙税:1万円 軽減税額:5000円
1000万円超~5000万円以下  印紙税:2万円 軽減税額:1万円
5000万円超~1億円以下  印紙税:6万円  軽減税額:3万円
1億円超~5億円以下   印紙税:10万円  軽減税額:6万円
 

住宅ローンの完済にかかる費用

売却しようとする中古マンションに住宅ローンが残っている場合、一括繰り上げ返済する必要があります。一括繰り上げ返済には、金融期間によって5000円~数万円程度の費用がかかります。またローンを完済した後は、司法書士に依頼して抵当権の抹消登記を行う必要があります。
抵当権の抹消登記には1000円の登録免許税と、司法書士への報酬として3万円前後がかかります。もし中古マンションを売却してから、その代金でローンを完済する場合は、その旨を早めに金融機関に連絡しましょう。


売買契約時の費用

引越し費用

売却した中古マンションから、新しい別の新居に引っ越すための費用も考えておかなければなりません。もし売却して手に入れた資金で新しい家を購入する場合は、一度賃貸住宅などに引っ越してから新居探しを行うことになり、賃貸住宅の家賃と2回分の引っ越し費用が必要となりますので、ご注意ください。

中古マンション売却でよくある失敗とその対処方法

誰だって中古マンションの売却に関して、売却価格に納得せず、「あのとき、〇〇しておけばよかった」と後悔したくないはずです。そこで、中古マンションの売却時に注意しておきたい失敗と、それを回避する方法を考えておきましょう。
 

時間に余裕を持たない

中古マンションの売却には、3か月ほどの時間がかかるのが一般的。売買契約を結んだ後も、引き渡しまでは1か月ほど時間がかかります。でもこれを焦って短縮しようとすると、思うような価格で売却できない可能性があります。時間的な余裕を十分持って、売却のスケジュールを立てることをおすすめします。
 

不動産選びが不十分

不動産会社には、売却が慣れている会社、戸建ての経験が豊富な会社など、それぞれに得意分野が異なります。中古マンションの売却には、その地域のマンションの取り扱いに慣れている不動産会社が理想的。中古マンションの売却を多く行っている不動産会社に依頼するようにしましょう。
 

売り出し価格が適正ではない

買い手がなかなか見つからないときは、売り出し価格が高すぎる可能性があります。売却するときは「少しでも高く売りたい」という心理が働くものですが、相場に見合っていない売り出し価格では、マンションの売却はうまくいきません。事前に「最低で〇〇万円で売ろう」と最低売却価格を決めておくと、ずるずると売却活動が長引くことを防げるでしょう。
 

売却物件の知識が不足している

中古マンションの場合、管理体制など、売却時に把握しておく情報がたくさんあります。売却する物件に関する情報を揃え、それを自分でもしっかり確認しておくことが満足のいく売却には大切となります。

中古マンション売却後の対応

中古マンションを売却して引き渡したら、それですべての手続きが終了するわけではありません。最後の最後まで、しっかり手続きや対応を行いましょう。
 

マンション管理組合への報告

マンションには管理組合があるはずですから、売却して退去が決まったときにその旨をきちんと連絡しましょう。これによって、管理費や修繕費の清算も進められます。
 

確定申告を行う

中古マンションを売却して利益が出たとき、確定申告を行わなければなりません。会社員の場合は、普段は年末調整のみを行い確定申告を行う必要はありませんが、マンションの売却益が出たときだけは確定申告で申告と納税を行う必要があります。

事前の準備で満足できるマンション売却を

中古マンションの売却には数か月程度の時間がかかります。
納得できる価格で気持ちよく売却するためには、売却の基本の流れや必要経費などを把握して、あらかじめさまざまな準備をしておくことが大切になるでしょう。ここでご紹介した失敗と対処法もぜひ参考にしてみてください。

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監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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