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戸建て売却は買取と仲介どちらが良い?相場やメリット、選び方などを解説!

上手に戸建てを売却したい方へ

  • 「戸建てを上手に売却したい」ときは、この記事で買取と仲介の違いをチェック
  • 買取と仲介の違いを知れば、自分の条件や希望にあわせて戸建てを売ることができます
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不動産を売りたいとき、最も適した売却方法を検討する必要があります。それでは、戸建てを売却する場合には、買取と仲介のどちらを選ぶべきなのでしょうか?

今回の記事では、戸建て売却における買取と仲介それぞれの特徴、戸建ての買取相場や戸建て買取のメリット・デメリットを徹底的に解説。
また、戸建て買取に向いている物件と仲介買取に向いている物件もご紹介します。

目次

買取と仲介の違い

戸建て買取は、不動産会社などの買取業者に物件を直接買い取ってもらう売却方法です。この場合の買主は戸建てを買い取る不動産会社になり、1週間~1ヶ月が一般的な売却期間です。

買取には「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。
即時買取は、不動産会社がすぐに物件を買い取る方法です。
買取保証は一定期間仲介での販売活動をおこない、期間内に売却できなければ、不動産会社が買取を保障する方法です。
 
戸建仲介は、売主と買主の間に不動産会社などの仲介業者が入り、物件の購入者を探してもらう売却方法です。この場合の買主は戸建てを購入する個人となり、4ヶ月~6ヶ月が一般的な売却期間です。
仲介による売却では、不動産会社へ販売活動を依頼するための媒介契約を締結しなければなりません。媒介契約には「一般」「専任」「専任専属」と3種類の方法があり、販売活動の積極性や締結できる業者の数など、それぞれ契約条件が異なります。

※契約条件の違いについては以下のコラムをご参照ください。

■参考コラム:
「専属専任媒介とは?一般媒介との違いは?特徴やメリット・デメリットを解説」
https://www.baikyaku.polusnet.com/column/detail.php?n=237&ptp=1

戸建ての買取相場はいくら?

戸建ての買取相場は、仲介による売却の市場相場よりも低くなりがちです。一般的には、市場価格の7割程度が相場となっています。不動産会社などの買取業者が戸建てを買い取る目的は、転売による利益を得るためです。 そのため、買取業者の転売益として1割を確保しなければなりません。
 
たとえば市場価格が5,000万円の戸建ての場合、買取相場は約3,500万円になることが一般的です。このプロセスで、転売益として最低10%(この場合、500万円)を見込む必要があります。
さらに買い取った戸建てには修繕が必要となることが多く、その費用は購入価格の約20%(この場合では1,000万円)を要することが一般的です。これらの費用を考慮すると、買取価格は市場価格の約70%となるわけです。
 
しかし物件の状態や立地条件、市場の需要などによっては、この相場から大きく上下することがあります。特に状態が良い物件や、需要の高い地域の物件は、市場価格の90%(4,500万円)で買い取られるケースもあります。
一方で修繕が大規模に必要な物件や、立地条件が良くない物件は、市場価格の50%(2,500万円)以下での買取になることも珍しくありません。
 

戸建て買取のメリットとは

ここからは、戸建てを買取で売却するメリットをご紹介します。
 

メリット① 売却期間が短い

戸建て買取のメリットは、何といっても売却期間が短いことでしょう。買主が個人となる仲介の場合、売却期間は4ヶ月~6ヶ月程度が必要です。
しかし、買取による売却期間は1週間~1ヶ月ほどとなっています。これは、買主が買取業者のため、売主が売却価格や条件に納得できれば、売買契約から物件の引渡しまでに時間を必要としないからです。
 

メリット② 仲介手数料が不要

買取業者に直接戸建てを売却する買取ならば、仲介手数料が不要です。
仲介で売却した場合、売却価格に応じた仲介手数料を業者に支払う必要があり、たとえば3,000万円で物件を売却すれば100万円ほどの仲介手数料がかかってしまいます。
 

メリット③ 近隣住民に売却を知られない

戸建ての売却を近隣住民に知られない点も、買取のメリットです。
仲介での売却は、買取業者や内覧者が頻繁に家を訪れるうえ、広告やチラシも出回るため、近隣住民の目に留まりやすいリスクがあります。
しかし、基本的に買取業者による1度の査定訪問で終わる買取は、秘匿性が高いことから、周囲に知られる可能性がかなり低くなるでしょう。
 

メリット④ 契約不適合責任が面積になる

売買契約時に伝えられていなかった不具合が見つかった場合、売主が一定期間内に負わなければならない責任が「契約不適合責任」です。以前は「瑕疵担保責任」といわれていたもので、2020年4月に名称と内容が改訂されました。

戸建て買取の場合、売主は売却後の契約不適合責任が免除される可能性があります。しかし免除のケースが多いとはいえ、後のトラブルを避けるためにも、売買契約時に契約不適合責任が問われない条項があるかを確認することが必要です。

戸建て買取のデメリットとは

ここからは、戸建てを買取で売却するデメリットを見ていきましょう。
 

デメリット① 相場よりも売却価格が低い

戸建て買取は、市場相場よりも売却価格が低くなる点がデメリットです。
一般的な買取の売却価格は、市場相場の約7割となります。これは、買取をおこなう業者が物件の転売を目的にしているためであり、その利益確保に必要な諸費用を買取価格から差し引いているからです。
 

デメリット② 買取業者が少ない

戸建ての買取業者が少ないことも、戸建て買取におけるデメリットのひとつです。
もともと、不動産買取の対応をおこなう業者は、数が限られています。さらに、戸建ての場合、査定に時間や費用がかかる、値付けが難しいなどの点がネックになり、戸建ての買取業者を探す際に、手間を必要とするようです。
 

デメリット③ 買い取ってもらえなかったり安く見積もられる可能性がある

先述したように、戸建て買取をおこなう業者の数は、あまり多くありません。
しかも、物件の状態や条件などによっては、買取価格の相場よりも低い査定額を付けられたり、最悪の場合、買い取ってもらえない可能性もあるでしょう。
 

デメリット④ 建物が残らない可能性がある

自宅や実家を売るとき、その家がこれまで通り大事に使われることを望む人は多いでしょう。しかし不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」では、たいていの場合その会社が家を売って利益を出すために家を改修したり、解体して立て直したりします。そのため建物がそのままの形で残らないケースも多くあります。

戸建て【買取】に向いている物件

戸建てを売却する場合、どのような物件が買取に適しているのでしょうか?ここからは、『買取』に向いている物件をご紹介します。
 

買取向きの物件① 早急に売却したい物件

戸建て買取に向いている物件として、早急に売却したい物件が挙げられます。
たとえば、借金返済や離婚、遺産分割など、諸事情から現金化を急ぐ場合や、急な転勤などに伴い、売却期間に余裕が持てない場合は、戸建て買取が最適です。
 

買取向きの物件② 修繕費用がかかりそうな物件

築年数の古い戸建てや外装・内装・設備に不具合の多い物件は、修繕費用が高額になり、仲介による販売では、なかなか買い手が付きません。
このような戸建てでも、物件の修繕が前提である買取ならば、問題なく売却できるため、買取に向いています。
 

買取向きの物件③ 事故物件

事件性のある死亡事象が起こり、いわゆる心理的瑕疵があるとされる事故物件も、戸建て買取に向いています。
事故物件は、仲介での買主が長期間現れない、その間の維持費も高額になるといったリスクが大きいからです。

戸建て【仲介】に向いている物件

ここからは、『仲介』での売却に向いている戸建て物件を見ていきましょう。
 

仲介向きの物件① 売却期間に余裕のある物件

売却期間に余裕がある戸建ては、仲介による販売が最適な物件です。
売却を急ぐ理由がない場合、ゆとりのある販売計画を設計・実行し、少しでも高く物件を売った方が、間違いなくお得でしょう。
 

仲介向きの物件② 築年数の浅い物件

人気が高い築年数の浅い戸建ても、仲介による売却が向いています。
特に、築年数10年以内の築浅な物件ならば、設定価格や条件次第で早く売却することも可能です。
 

仲介向きの物件③ 住環境の良い物件

住環境の良い戸建ても、仲介に向いている物件です。
たとえば、駅から徒歩10分圏内、商業施設や公共施設が近いといった物件は、仲介でも売れやすい物件になります。
また、再開発を予定しているエリアの物件なども、仲介での売却に適しているでしょう。

買取業者選びのコツはある?

不動産を売るときには、良い買取業者を選びたいものです。
満足のいく取引ができるように、大事なポイントをおさえておきましょう。

まず、査定額が高い業者を探しましょう。買取の場合、査定額がそのまま買い取り価格になることが多いですから、いくつかの業者に査定を依頼し、一番高い価格を出してくれた業者と話をすすめましょう。

多くの不動産買取経験がある業者を選ぶことも大切です。取引の実績が多い業者は、買取に強く、価格交渉にも親身な対応をしてくれることが多いといえます。信頼できる業者は、自社ホームページで取引の実績や顧客の声を公開していることが多いですから、しっかり調べてみましょう。

戸建てを売るときは買取と仲介、それぞれの特徴を理解すること

戸建ての売却方法には、買取と仲介があり、それぞれに特徴があります。
買取には、短い売却期間、仲介手数料が不要、秘匿性の高さなど、仲介にはない点が大きなメリットです。
その半面、相場よりも売却価格が低い、買取業者が少ないといったデメリットも抱えています。

戸建てを売る際、買取と仲介が持つ長所・短所を把握したうえで「資金調達を急ぐ」「売却期間に余裕がない」「物件に不具合や問題がある」場合は、買取による売却を選ぶとよいでしょう。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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